指摘はある程度「的を射ている」が、外れているところもあるように思われます。
「的を射ている」方(たけし氏は、こちらのつもりで発言したと思います)は、何かをしなくてはが、何かを「してやろう」となり、「自分は歌うことでしか励ますことが出来ないと思うので、自分の作った歌を聞かせて、元気にしてやろう」と被災地で活動を目指す、自己満足な全然知らない歌手。しかもギター1本あれば元気に出来ると、食料・ガソリン・宿泊などのことは考えず、とりあえず出発し、被災者の皆さんから「元気になった、ありがとう」と色々な物を頂けるとの考えも頭の隅にある全然知らない歌手と思います。
以前ある地方新聞で、これからプロを目指し音楽活動に専念する「人前で歌うことに慣れたい」ので、ボランティアコンサートを開く福祉施設を募集しているとの記事を読みました。
福祉施設での音楽活動をそのように考える全然知らない歌手と、それを美談として堂々と記事にする新聞記者には、ビックリというよりあきれてしまった事を思い起こした次第です。
たけし氏の発言で外れているなと思う点は、全然知らない歌手が全然知らない歌を歌っても、感動が襲ってくることが多々あるのです。
音楽・歌には絶望・無力感を希望に・勇気にかえる大きな力が秘められています。
その力を、その場・その時にうまく使って行かなければなりません。
音楽療法士・音楽心理士の力量が試されます。
NPO法人 日本ナラティブ音楽療法協会
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