心と心が通じない、相手の気持ちが読めないなど、共感が生まれないのです。
話し上手・聞き上手の方は、話しながら聞き、聞きながら話す事により、お互いの気持ちがわかり、共感が生まれコミュニケーションが発達し、心がふくらんでくる、会話上手です。
一方的に話す方は、相手がどのように感じているのか、何かを言おうとしているのか、などを読み取ることが出来ず、聞いている方はだんだんとその話から距離をとってしまいます。
以前、私は居酒屋で一方的に話す方と対面で飲んでいました。
その方から言葉が次々と発射され、私は飲むタイミングを失い、ビールジョッキを手に持ったまま15分、20分。本当に飲むタイミングがないのです。初めての経験でした。
飲み放題だったのですが、90分で結局ビール2杯でした。勿論、帰宅してから飲み直した次第です。
話の内容は自身の病気のことだったと思います。手を替え品を替え、言葉を替えて同じようなことを次々と発射されました。ビールも飲めませんでしたが、言葉を言うタイミングもつかめず、私が発した言葉は「え〜、うんうん、そ〜」などで、会話にはまったくなってなかったと思います。またトイレに立つタイミングも難しかったのを覚えています。
今後、その方とは飲食の場には行きたくないと思ってしまいました。
それでは黙って聞く方。ただ話を聞き、うなずいていればそれでよいのなら犬猫鳥の方が聞き上手です。
話の内容や、その事に対しての考えを、打てば響くように相手に話す・反応することにより、弾む会話となりコミュニケーションが発達していくのです。
話し方研究所会長の福田健氏は「会話は、話しながら聞き、聞きながら話す相互作用が活発であってこそ、楽しいのです」とコメントしています。
NPO法人 日本ナラティブ音楽療法協会
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