2011年4月3日日曜日

情報と心

 今回の震災情報、3月11日発生時から2週間ほどは地震時の映像や津波によって建物や車、田畑が押し流されていく様子が何回となくテレビの映像、新聞の活字などにより繰り返し報道されました。
 これら映像や活字による情報から、知らず知らずに疑似体験に襲われ、心に通常とは違う大きな変化が現れたことと思います。
 また、何かをしなければと思う気持ちが表れるのですが「何も出来ない自分」に対して苛立ちや焦りのような感覚も生まれたことでしょう。
 特に3週間ほど経ってから報道される内容は、ボランティアでいろいろな方々が現地に駆けつけ、様々な援助をし喜ばれている情報が多くなって来ました。
 しかしそのような情報に接することにより、何かをしたい、でも「何も出来ない自分」に対して、自分を責めてしまう心は生まれてませんか。
 あの人たちは遠くから駆けつけ、見ず知らずの被災された皆さんのために頑張っている、なんと素晴らしい人達なのだろう。その人たちと比べて「私は」。と思ってしまい、心の悪循環に陥ってませんでしょうか。
 被災された皆さんのため、そして日本を元気にするためには、まず私たち自身の心を元気にすることが大切なことと思います。
 そして元気な心を持って「無理をせず」自分が出来ることをおこなっていきましょう。

NPO法人 日本ナラティブ音楽療法協会

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