2011年6月14日火曜日

原発 / 考

 今朝の新聞にイタリアが国民投票により「脱原発」へ向かい始めるようだとの記事が載っていました。
 これで「脱原発」へ向かう国は、スイス、ドイツ、そしてイタリアと3ヶ国となり、原発大国のフランスでも脱原発への動きが加速しそうです。
 ただし現在の所、原発が止まっても使用済みの核燃料がその原発に残され常時管理していかなければならなく、なにか事故があれば福島原発と同じようなことになる危険性を含んでいます。
 放射性廃棄物が無害になるまで100.000万年(10万年)以上といわれています。と言うことは、放射性廃棄物処理施設は少なくても10万年以上の耐久性を持っていなければならないことになります。
 10万以上年耐える建造物! その建造物が仮に出来たとしても、人類は10万年後まで存在するでしょうか? 今の人類が滅亡し、また新たな人類(知的生物)が誕生することも考えられます。(猿の惑星?)
 10万年経過するまえに、そのあらたに誕生した人類(知的生物)にその建物(放射性廃棄物処理施設)を開くなとのメッセージを誰が、どのように伝える?
 浦島太郎の物語と似ています。
 でも、その前に10万年以上の耐久性を持った建造物を作ることは不可能と思われます。せいぜい数百年?数千年? その間には地殻変動も起こる可能性もあります。
 人類に10万年以上の負をおうことになる原発。
 人類の手で完全に・安全にコントロールできない原発。
 このことに気がつき目覚め、原発廃止へ動き出した各国。
 日本は原爆を2回も被爆した被爆国であり、そして今回の福島原発の事故。
 これらを考えて原発廃止に動かないなら、歴史上に「おろかな国民」という名を残すことになるでしょう。




NPO法人 日本ナラティブ音楽療法協会

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