今回の震災について、北海道旭川「ふれあい」デイケアの皆さんと音楽療法中に何度も話しをしました。
話しの中で「何か出来ることはないか」「何かをしたい」「手を差し伸べたい」「早く何とか出来ないか」などの声を多く聞きました。
利用者の方々の様々な気持ちが、声になって飛び交ったのです。
考えてみますと、みなさん戦中、戦後なにもなく、ボランティアの方々もいない時代を頑張り、素晴らしい日本を作り上げた方々なのです。
家はバラックや長屋で、米は勿論、塩・醤油にも事欠きましたが、みんなで助け合い、その時代をしっかりと生き、そして今の日本を作り上げた方々です。
その自信、そして助け合いの気持ちが根底にあるのではないでしょうか。
利用者の方々からは「私達は戦後の日本を、頑張って素晴らしい復興を遂げることが出来た。今私達はこの年齢になってしまったが、今日の日本を背負っているみなさんには、今回の震災、原発事故には負けないで、震災前より素晴らしい日本を作って欲しい、頑張れ!」との思いが伝わって来ました。
みなさん70歳後半〜90歳後半の方々です。100歳を超えた方もいらっしゃいます。
そうのような思いが日に日にふくれあがり、物理的には何も出来ない状況だが、励ます事だけはできるということとなり、みんなでメッセージを伝えようとなりました。
利用者のみなさんと、どのようなメッセージが良いか? と話し合いましたら利用者の方々から「みんなで 頑張ろう 日本」が良い、特に「みんな」がいいねとなり、私が作詞・作曲しました「心ふれあい いきいき元気」を歌った最後にみんなで応援コールをしようとなりました。
これから暫く、みなさんと一緒にメッセージを発信していきたいと思っています。
NPO法人 日本ナラティブ音楽療法協会